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01. ケムリ
癒されることが無いコンプレックへのシンパシー。
この曲を創って行くうえで僕らはインスピレーションを大切にしました。

ミュージシャンとして HAPPYで前向きな感覚は大事なんだけど、ネガティブな面も必要だと思ってます。
挑戦的な楽曲だと思うけど、このアルバム一曲目にして挨拶代わりということです。
そしてパワフルでダイナミックな演奏を重視しました。

いつも考える事は人生の中にある真実をどう描くかです。

02. Kiss Me Back
一番最初に出来たものが良かったりするんだけど、いろいろ変えてみて何かを掴むまで作業する。
そんな事の積み重ねでバンドは次なるステップへ踏み出す勇気と自信を持てる気がします。
曲の流れはブルース進行をもとにして創った。
黒人が生んだ音楽を西洋の解釈でプレイするんじゃなく、黒人音楽を僕らの解釈でプレイするように心がけました。
最終的に聴いた事が無いようなサウンドアレンジになりましたが、結果としてそれがロックの自由さと云うものでしょう。

歌詞は、飲み屋街で酔っ払った時のテンションをそのまま自宅キッチンにて何度となく再現して書きあげた。
アルコールとすえた匂いの街角で無くしたものは確かにあるのだが、それが何だったのか未だに不明です。

03. Cream
なかなかサビが来ないと思うでしょう。でも曲づくりの段階でそれを考えてドーナルものでもなく...
突っ走ってしまったヤンチャな曲。お気に入りです。
じっくり腰を据えて聞いて頂ければ幸いです。

曲調は、HEAVYなGUITARフレーズと、それに乗っけたトーキングメロディー中心のバラードです。
その雰囲気が気に入ったので他の音を出来るだけ削ぎ落としてシンプルにまとめました。

歌詞内容は、大人にならなきゃいけないシチュエーションの時に誰もが感じる葛藤と妥協をテーマに書きました。
でもサビの部分なんかは想像にお任せします。そのほうが絶対にいいから。
最後のくだりの歌詞は、何があっても『ブレない自分』を大事にしてほしい!
そんな気持ちが伝われば嬉しいです。
ホントに、最後までじっくり聞いてください。

04. Summer Time
感じたまま曲を書いてみると季節がズレてるってだいたいにおいて指摘される。
夏には夏の冬には冬の曲が合うだろうけど。
そんな器用なことが出来れば素敵だな。と、いつも思うけど...なんだか不自然な気がして。

人生なんて夏の逃げ水みたいなもの。そこには春も秋も冬もないと思う。
そしてみんな夏のさかりの暑さに耐えて一生懸命に生きてる。
そんなおっきなテーマです。

この曲名はアルバムタイトルにもひっかけました。
アルバムタイトルには...あるいは喪失感。って付けたけど、皆にとって...あるいは...なにでしょう?
ためすつもりはないですが、これから色んな意見が聞けそうで楽しみです。

05. 明日
人形浄瑠璃とコラボレーションする事も、物語に沿って曲を書くという事もまったく初めての経験でした。
しかも『女殺油地獄』を調べていくうちに、内容の深さや劇中に流れるドクトクの雰囲気に圧倒されてしまいました。

アイデアが浮かぶまで何処でナニをしていたか記憶がない。
持ってる引き出しは開けっぱなし。
考えれば考えるほど空回り。

そんな風に時間が過ぎていくなかで、ふとサビのメロディーと三番の歌詞、「心臓のない人形になりたい」というフレーズが最初に浮かびました。
そこから広げたと云えば簡単そうですが、いろいろ苦労して出来た意欲作のひとつです。
そして自分たちにとっておおいに勉強になった宝物の様な曲です。

06. Bloody Moon~赤いノートから~
良いなと思える曲ができたら聴く人も色々と考えてくれるはず。

どこを工夫したとか、なにに苦労したとか、そんな事とは別にです。

歌詞を突き詰めたら演奏は80,sのパンクロックになった。
しっかりとしたテーマがあったので、突っ走ったアレンジが出来たとんだと思う。

こちらも『女殺し油地獄』の主人公与平衛をイメージして創りました。テーマはそれです。
僕なりのリクリエイムです。

人は仏と鬼の間を行きつ戻りつする。
年中鬼でいるわけでもなし。

考えてみると、与平衛みたいな人は僕らの先輩バンドマンにもたくさん居たのだ。
そりゃあ、ムチャクチャな人がおおっぴらにライブハウスや飲み屋にあふれ、そして当たり前のように隣に居た。

何でかわからんが、あの頃の僕はそんな先輩たちに可愛がって貰った思い出がある。

ちょっぴりノスタルジーにしびれて歌いました。

07. ヒルガオ
ある晴れた日、徹夜の曲づくりに息苦しくなって家を飛び出した。
青空の下、街を歩けば人々の気取らないイトナミが見える。
歩くたびにグルーヴを感じてずんずんと行く。
街を越え川を越え、また街へと進むのが楽しくなったので、いささか自分にあきれて立ち止まってみる。
自分が真昼の太陽にすんなり馴染んでいて、妙に可笑しくなって帰りました。

それからほのぼのとした曲を書いてみて、3ヶ月ほどほったらかしにしていたのですが、ふとあの時の事を思い出しながらこの曲を仕上げました。

そんな曲があっても良いかな。

08.  ミルク列車
山手線をまたぐアメリカ橋という橋が恵比寿にある。
昼間は賑やかなんだけど夜中になると少し寂しい。
人から聞いた話しなんだけど、昔はミルクを運ぶ列車が夜明け前にこの橋の下を毎日通過していたらしい。
タイミング良く橋の上でミルクをを運ぶこの列車に遭遇出来たら幸せになれるらしい。

そんな話しからこの曲が生まれた。

昔の話だからもう見ることは出来ないと思うけど。

09. 犬に骨
たいへん失礼な話ですが、まれに犬みたいな人に会う。

鬱陶しいからしらばっくれておくのだが、そうはさせてもらえない。

それならばと、真っすぐで怖いけど愛の歌を書こうか、本当の。
コンセプトが明確だ。

しかし愛の歌を個人的な観念でくどくど歌うのは苦手なのでシンプルな歌詞にしてしまう、いつも。
アルバム一曲目『ケムリ』にも通じてる。
メロディーは叫びから。

こんな犬に誰がした。

10. Red is Blue
前作ミニアルバムからの継承と言うか、ウィウィのルーツのひとつでもあるブルースのテイストが濃い作品をアルバムに一曲だけ入れることになっている。

面白いことに、知らず知らずにそんなことなってます。

ハードコアパンクのつもりで歌ってます。

11. ユメのアト.
3つの楽器とひとつの声だけの可能性と挑戦。
アレンジでこだわった事です。

3つの楽器といってもそれぞれがまったく異なるモノだから、重なり合った時のアンサンブルは無限で面白いと思う。

この曲のテーマは、お祭り騒ぎのような時間のあとになにが残るのか。
青春も恋愛もそして今回のレコーディングもですが、ともあれちょっとした解放感と喪失感をおぼえる。

しかしまだまだ人生は続くし、またお祭り騒ぎの中に喜んで身を置きたい。

アルバムラストSONGです。